新年一発目の記事は、Dynamite!!の感想です。書きたいことが多すぎ。ちょっと構成がゴチャゴチャしてて読みにくいかもしれません。
★ K-1勢の敗退
大会一週間前にカードが決まり、急遽、約10キロもの減量を行った柴田勝頼が象徴するように、準備期間が短かったり、コンディションが整わないまま試合に臨んだ選手が少なくなかった。しかし、準備ができなかったことが、敗退の言い訳にはならないケースもある。
K-1 vs Dream。
ルールに気後れすることなく、「勇気のチカラ」をわかりやすく提示できたのは総合の選手であった。結果、K-1勢、全敗。このショッキングな事実については、いろんなファンブログが分析されている。なるほどと思った記事を最後にまとめてご紹介する。ぜひご一読いただきたい。
ダメージが残る選手を出場させた主催者は責めを負って当然であるが、それは出場した選手自身の言い訳にはならない。何の爪あとさえ残さずに敗退したK-1陣営。
それにしても、K-1対Dreamは、古き良き時代の異種格闘技戦の空気を感じさせてくれた。このままで終わるのはもったいない。わかりやすい対立構図。そういえば、かつてはこのような「わかりやすさ」こそ、K-1の売りの一つであった。主催者はDreamと同じFEG。K-1は、今後、リベンジを果たせるか。
★ 田村 vs 桜庭について。
スカパーバージョンの煽りVTR。出だしは良かったが、その後がね。田村の真剣勝負での実績が云々、パウンド無しルールがどうこう。U系やRINGSのことをよく分かっていないのか、何らかのサブリミナル効果を狙ったのか、妙な作りの9分間。結果、鬼才・佐藤大輔氏がそれだけの時間を費やしても、わかりやすい対立軸は示されなかった。
ただし、氏の力量が不足しているのではなく、これは元々そういうカードだったということでしょう。そのためか、試合後も、とくに大きなカタルシスがあった訳でもなく、その場で何かが生まれもせず、終わったりもせず。しかし、試合では、フシギな緊張感がしっかりと漂っていた。
桜庭に鉄槌を下す際の、田村の表情がおそろしい。大一番に挑むときの彼は、葛藤を見せながらもキラーと化す。良心回路を狂わされたキカイダーみたいだ。って若いファンは誰も知らんか。そんな試合中の“鬼田村”に向かって、桜庭がなにか語りかけているようなシーンが数回。何を話していたのだろう。
桜庭のコンディション。試合に出れる状態ではなかったのかもしれない。死んだ子の年を数えるようだが、2人がバリバリ活躍していたRINGS・PRIDE並立時代に見たかった。今、彼らが闘う意味があったのかどうか。それは、今後の2人が教えてくれるでしょう。
なお、トンデモ発言も多いDream公式掲示板では、案の定「桜庭の引退」を求める声がチラホラ。。。総合格闘技を牽引してきた人間に対して、ファンがそれを言うのはあまりに酷い。進退を決めていいのは桜庭本人だけ。なぜなら、彼は桜庭和志だからだ。
★ キン肉万太郎のマスク
入場、煽り、試合。どれもおもしろかった。万太郎がマスクのずれを直した隙をつき、サップが猛攻して勝利。かつて、柔道着を脱ごうとした一瞬をつかれ敗れた選手がいたのを思い出した。
万太郎。話題を振りまいてから負けたのだから、まだ良いではないか。
マスクについては、ずれないよう、接着剤を顔に塗りたくるというのはどうだろう。あるいは、ペイントにしたり、漫画どおりの顔に整形するとか(うそ)。ただ、マスクをつけてなくても、万太郎がサップの圧力を捌き続けることは難しかっただろう。体格や身体能力に優れた選手であることは間違いないのだから、今後の成長に期待。いずれは、サップとのリターンマッチが見たい。
★ K-1甲子園はおもしろい
意地をぶつけあう選手らの戦いっぷりが胸を打つ。とくに、準決勝の二試合は、前へ前へというガムシャラさが出ていた。THE OUTSIDERの試合を見ているようで、おもしろい。ただ、高校生にここまで打ち合いをさせるかよ、と思ったシーンも。
(参考)未来への投資!K-1甲子園テレビ観戦記
★ 怪我人続出
試合で怪我を負った選手が続出した。骨折(田村、所、坂口)。靭帯断裂?のアルバレス。アルバレスの膝を破壊した、青木の新型(?)ヒールホールドには戦慄さえ覚える。と同時に、やっぱり踵固めは危険だな、と。ゆっくりかけないと、一瞬で膝回りを壊すケースがある。タップが間に合わないから危険なのだ。RINGSやパンクラスはじめ、多くのプロ・アマ団体が禁止としてきたのには理由がある。
★ レフェリーの技術向上に期待
今大会も、レフェリングがひどい。ストップのタイミングが遅かったり、いろんな基準がバラバラであったり。とくに旧PRIDE系のレフェリーについては、雇用する団体が変わっても、あまり進歩を感じない。
先日、プロの試合でも審判経験が豊富な柔術の先生が、レフェリングのポイントを教えてくださった。危険な「前兆」に注目するのです、と。前兆を掴んで倒すのがプロの選手であり、「前兆」に注意しながら試合を捌くのがレフェリーということである。その方は選手としても日本屈指の達人であったが故、なにか見えてくるものがあるのだろう。この先生のような達人級レフェリーでさえ、見える「前兆」の通りに進まないことがあるのが格闘技である、とおっしゃる。
ということは、選手の技術進歩がめざましいMMAにおいては、業界として、レフェリングの技術レベルの底上げが必須なのかもしれない。そんなことを思った大晦日の夜であった。上から目線で申し訳ないが、毎度毎度、負のハラハラ感を抱かされるのは、ほんとシンドイ。
★ おも格から表彰
ベストバウトは二試合。
中村大介 vs 所英男
卜部功也 vs 日下部竜也
根性賞 桜庭和志
ベスト・ストライキング ゲガール・ムサシ
ベスト・サブミッション 青木真也
そして、MVP 川尻達也
●やっぱり賛否両論→プロ格ブログランキング ざっと読ませていただいたが、Dynamite!!への評価が厳しいブログも多かった。。。
★ 関連記事・2時間ネット徘徊して読んだ中から抜粋
<K-1 vs Dream関連>
●K−1崩壊!!【Dynamite2008 レビュー】 by OMASUKI FIGHTさん
●ゲガール・ムサシがK-1ルールで戦った意義 by k-1の技術論とかさん
●K-1ファンの皆さん、目を覚ましてください! by K-1心中さん
●餅は餅屋で無くなった専門格闘技の危機・総合格闘技の猛威に対して考える事/1 by 別冊・昭和プロレス異人伝さん
●信じがたい谷川プロデューサーのコメント by スポーツナビさん記事 制裁を加えたいから、ダメージが残っているのを承知で試合に出したとも思える発言。
●ダウンした選手の参戦には期間をおくべき〜谷川氏の発言より〜 by 仙台のお兄さんのつぶやきさん
●アリスターの体格の変化を年代別に紹介 by NHBnews PROさん これは凄まじい
<田村 vs桜庭について>
●やっぱり難しかった田村vs桜庭 by angle JAPANさん
●桜庭和志の黄昏のレッスル・ローシングルは死んだか? by 別冊・昭和プロレス異人伝さん
●桜庭vs田村★オレンジと完熟トマトのスパゲティを食べちゃった感想★ by チャイニーズアキ姫の日記さん
<その他の気になる記事>
●「Dynamite!!前日会見」人気が高かったのは? by ミルホンネットさん
●他ブロガーの意見はプロ格ブログランキング Dynamite!!の感想は、ブロガーによって様々です。
2009年01月03日
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サクタムは試合もつまらなかったしやらない方が良かったと思う
すごく良いブログですね。
感動しました。
こんなにも良い内容のブログは滅多にありません。
随分と作るのに時間がかかった
サップとは体重差も15キロ以上だったので実力は未知数でしょう
脂肪が少ない体なのに大変だったはず
普通だったらマッハの方が強いんだから、契約体重をもっと上げても良かったのではないでしょうか
ミア戦のレスナーと同じく、グラウンドになってからきっちりパウンドなり関節なりを極める技術さえあれば勝てた試合。
この辺はそっちの技術に特化しているアメリカの有名ジムに修行に行ったほうがいいのかなと思いました。
カルバンのツテでATTに行かせてもらったり、石井慧と一緒にエクストリーム・クートゥア行ったりできないですかね。
E・クートゥアにはレスリング全米王者クラスが何人もいますから、レスラーとしても燃えるものがあるでしょう。
・るーさん
今年もよろしくお願いします。桜庭 vs 田村については、厳しい評価をされるファンが多いですね。これまで時間がかかったように、試合の価値も、何年か後に高まってくれれば。
・横山さん
過分なお言葉、感謝いたします。横山といえば、やすしな僕です。
・田無さん
わしもそう思います。
・空白さん
無茶なオファーでも柴田なら受けてくれると思ったんですかね。
・ミントさん
まずは、すばらしいセンスのお名前でご登場、感謝します。田中、、もとい、王子は身体能力はバツグンなはず。アメリカのすばらしい環境でトレーニングを積めば、と僕も思っています。
・◎さん
感激ですね。
・Nobさん
K-1の技術を見直そう、という意見はよく目にしますね。それだけショッキングな大晦日でありました。ジマーマンについては、なんの準備期間もないままの参戦発表。他のカードも含めてですが、ちょっとヒドいですね。