2008年10月30日

IGFに期待すること ★ プロレス史に残るあの名勝負は、前座の第一試合だった[動画あり]

さっき田代まさしさんのブログを発見したんですよ。そしたらなんと、ブログの基本デザインが、おも格と同じテンプレートじゃないですか。田代さんといっしょ。ガビーン!! じゃないや、過去は過去として、今度こそ道を踏みはずさないようガンバってくださいね。



★プロレス史に残る名勝負は、前座の第一試合だった

さて。アントニオ猪木の団体IGFが、旧Uインター勢との業務提携を発表、着々とプロモーション活動を展開中である。時代を異にする両団体ではあるが、基本デザインは似ている。おも格と田代ブログより、もっと似ている。ともに、「プロレスの復興」をコンセプトとして掲げているからだ。

猪木とUインターといえば、新日本プロレスvsUインターの対抗戦をまっ先に思い浮かべるファンが多いのではないか。

この対抗戦。じつをいうと、僕をガッカリさせた試合が多かった。しかし、今もプロレスファンの間に語り継がれる名勝負も産み落としてくれたんだよね。

1995年10・9東京ドーム。
永田裕志・石澤常光vs金原弘光・桜庭和志

それは、Uインターvs新日本プロレス全面対抗戦の第一試合として行われた。

新日に迎合せず、U系カラーにこだわる金原や桜庭の意地。レスリング・エリートの誇りをかけて、金原のキックに対抗する永田や石澤。意地と技術がぶつかりあうプロレス、生々しい感情と格闘テクニックが交錯する「戦いのあるプロレス」が、そこにあった。



★試合の動画ですが

その試合、ネットで見つけた動画をご紹介。時間は短いけども、異様な緊張感は伝わると思います。

携帯の方は、こちらから視聴できるかも


永田・石澤vs金原・桜庭



★試合後の記者会見

「キックの試合がやりたければK-1に出ればいいんだよっ!」試合後の記者会見で、石澤が金原を罵る。それにかぶせて永田もインター組を口撃、最後に「それでもプロレスを成立させたことを評価してほしいね」と自らを称えた。

プロレスを成立させた。。。こんな発言をする永田について、ヤボな男だなあって当時の僕は思ったもんだ。

しかし、高橋本が出る前の時代にあって、そこまで踏み込んだ発言をさせるほどの興奮を永田にもたらした要素が、この試合には存在したのではなかろうか。

UWFスタイルをレスリング技術でもって追い詰めたという競技者としての誇り。リングで主導権を奪いあうという興奮状態にありながら、要所や締めに「プロレス」を忘れなかった表現者としての満足感。。。

ただし、この一戦は、かような理屈を抜きにしても、単純におもしろい試合であったと僕は思う。そこに、作られたものではない生身の感情があったから。



★IGFはちょっと注目しておきたい

MMAのスター選手を揃えるプロレス団体IGFは、「戦いのあるプロレス」を標榜している。

しかし、新日vsUインターの時代とはちがって、今は総合格闘技の技術的セオリーが固まりつつある。様式を超えた何かがほしい。IGFが、もう一歩突き抜ければ、、、そう思っていた矢先、高山がなにやらキナくさい発言を。

「今まで闘ってきた連中がダメだからか、猪木さんが出たがりなのかは知らないけど、いつも主役は猪木さんというイメージが強いね。猪木さんが最後に『ダーっ!』とやって興行を絞めるのなら、オレはその後に出て行って『ノーフィアーッ!』と叫んでやるつもり」

対戦カード発表!参戦決定の高山「猪木さんは優秀な営業マンでいろ」
 by 見たくない奴は見に来るな


高山が猪木を挑発! この先、猪木軍vs旧Uインター軍へ発展? これは期待してもいいのだろうか。

「戦いのあるプロレス」。ショーとしての戦いは、生々しい感情が加味されることで魂が宿る。その美味を知るファンにとって、IGFの今後は要チェックかも?


・IGFとUインター勢の件については、他のプロ格ブロガーも注目しています→人気ブログランキング


posted by おも格 at 17:23| Comment(6) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かに面白い試合ですね!

桜庭が完璧な片足タックルを石澤に決めたところは
ガチのような・・

だとしたら、石澤は相当悔しかったはず。
Posted by y at 2008年10月30日 19:57
コメントありがとうございます。

yさん、そうなんですよ! 結末が決まっていたとしても、試合中はガッチガチなシーンが随所に見られると思います。
Posted by おも格 at 2008年10月30日 21:19
打撃を絡めながらの片足タックル(ローシングル)ならレスリングエリートの石澤からでもテイクダウンを取れる・・

この試合で得た自信が、後の総合での快進撃に繋がっているのでは・・

そう考えると、とても興味深いです。
Posted by y at 2008年10月31日 08:57
yさん

相当お詳しいですね。ご存知かもしれませんが、昭和プロレス異人伝というブログがございます。そこに、桜庭の低空片足タックルについての解説があるのです。格闘技経験のある人なら一読の価値はあります。

僕は、格闘技はハンパな立ち技と剣道しか経験がなく、レスリングのレの字も知らないのですが、それでも唸らされる解説でした。右上のリンクから飛べますので、ぜひご一読ください。
Posted by おも格 at 2008年10月31日 14:39
>管理人様

度々のレスありがとうございます。

「プロレス昭和異人伝」は、僕も愛読しています。
(このブログでローシングルという言葉を知りました)

そして、ご存知かもしれませんが、ドキュメンタリー作家の森達也氏がプロレスの事を「虚実の入り混じった世界」と評し、だからこそ大変味わい深い、また人間社会そのものだとも言っていて、なるほどと思ったものです。

そういった意味では虚実の入り混じりまくった、一連の新日−Uインターの対抗戦は、プロレスの魅力が存分に発揮されたものだったと思っています。

ちなみに森氏は大のプロレスファンで、NHKが制作した悪役レスラーのドキュメント番組に出演していました。
(上記のコメントはその番組内で語っていたものです)
こちらも興味があったら調べてみてください。

以上、長々と失礼いたしました。
これからも、おもしろ記事を期待しています。

Posted by y at 2008年10月31日 21:02
yさん

その番組、僕も拝見しました。プロレスに限らず、森達也さんの視点の定め方が前から好きです。おも格も影響受けてます。

こちらこそ、おもしろコメント感謝です。こんなブログでよろしければ、いつでも遊びにきてください。
Posted by おも格 at 2008年11月01日 12:17
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