2008年10月13日

ヒョードルに頼るな!最強路線が終わった日本のMMAは、新たな世界観を構築すべきだ!

年末に予定されていた「内藤大助vs亀田興毅」の交渉が難航しているとか。これだけのビッグ・ビジネスを関係者があきらめるなんて、ちょっと考えられないですよね。というか、交渉決裂自体が宣伝にもなり、対戦実現への期待感を煽ってくれる。。。


ってこれ、プロレス・格闘技が得意としてきたやり方そのまんまじゃないすか。秋山成勲による吉田秀彦への挑戦表明や、石井慧のプロ転向話と似たパターンじゃないの? ってのは考えすぎですね。あははは。


それにしても、年末まであと2ヶ月半。早いっすねー。



★ヒョードルの大晦日参戦が微妙?


格闘技恒例の大晦日興行。今年も来日が期待されているエメリヤーエンコ・ヒョードルの招聘が難しいというニュースが流れている。

ヒョードルの大みそか日本リング参戦危機 by 日刊スポーツ



「最強」の象徴・ヒョードルを中心に、重量級の強豪が覇を競いあう。それは、ほんの2年前まで日本のファンが夢中になっていたMMAの世界観のひとつ。RINGSを制し、PRIDEも制し、最強の象徴のまんまで主戦場を海外に移してしまったヒョードル。


昨年の大晦日はチェ・ホンマンと対戦した。今年は誰と? そう、年に一度、彼が日本でファイトする大晦日に、あの懐かしい感覚が蘇る。冷徹な試合運びに背筋をゾクゾクさせたい。そう期待していたファンは、僕だけではないと思う。


だけど、今後、ヒョードルが定期的に大晦日興行に参加したとしても、それって、七夕みたいなもんではないのかな? 乙姫さまと彦星さまみたいな、年に一度の逢瀬。日常とは違う、特別な祭の日。


祭の日(大晦日)はそれでいい。じゃあ、普段の興行はどうるんだろう。


大晦日は特別。それ以外の興行は中軽量級の選手が守りますよ、という流れは、僕にはちょっと淋しく感じられるのだ。祭の日だけでなく、普段から軸となりえる「何か」が足りない。



★最強路線に頼らなくても済むために。新たな世界観が欲しい


名のある重量級ファイターは、北米のプロモーションがほぼ独占している現在。日本のMMA興行には、「最強」のイメージに頼らなくても盛り上がるような世界観を、そろそろ構築していただきたい。


最強路線=誰がいちばん強いのか。多くの格闘技ファンにとって、これが最大の関心事。もちろん僕だってそうだ。しかし、日本を主戦場にする選手に失礼であることを承知で言うと、限られた選手たちで競うトーナメントに「最強」の冠を付けられても、正直、ピンと来ないのである。そこで優勝した選手は、あくまでもその興行でのチャンピオンに過ぎない(それでも十分凄いんですよ! それはもちろん分かってるけど)。


幸いなことに、格闘技興行には、勝ち負けだけではない楽しみがたくさん潜んでいる。そこから新たな世界観が構築できないものだろうか?


豪華な会場演出や、手のこんだ煽りVTRも、勝敗以外の楽しみの一つだが、PRIDE売却後に僕が期待してきたのは、「選手の人間そのもの」をもっと堪能できるような工夫である。


理想を言えば、UFCにおけるTUF的な番組。無名選手がスターに成り上がる成長物語。日本でも、このようなテレビ番組が作れないものだろうか。一般メディアの注目度バツグンなTHE OUTSIDERを、FEGとTBSが利用しない現状。これが僕には歯がゆくてしょうがない。和彫りをテレビに流すのがどうしても難しいのなら、モンモンの入っていない選手を取り上げればいいのに。。。


もっとカンタンなのは、テレビ番組の構成を変えること。素人考えではあるが、選手の入退場シーンやマイクアピールなどを、きちんと地上派でも流すというのはどうか。そんなことをすれば、削られる試合も出てくる。でも、地上派に流れるのは、限られたスターだけで良いではないか。


ところで、選手のキャラクターを重視した興行や番組作りは、元来、日本のプロ格闘技団体が得意としてきた分野。今、その流れを復活させると、「プロレスみたいだ」と反発するマニアも出てくるだろう。しかし、リアルに選手を育て、リアルに番組を作り、試合においてはルールを適正に運用していれば、その選手は格闘技マニアにも喜んで受け入れられるはずだ。


K-1モンスター路線の反省を活かしつつ、選手の「人間そのもの」、作られたスターではなく、リアルな成長物語に感情移入できるような興行スタイルを、早く作って欲しいと僕は心から願っている。


・・・「いかにも格闘技マニア」な、とても青臭い提言でした。だけど、テレビ番組を前提とした格闘技興行には、これくらい大胆な変革が必要な時期が来ていると思います。皆さんは、たとえば戦極とDreamが合体しただけで満足できますか?



★その他気になるニュース


ヴァルキリーは環境にも配慮する! by VALKYRIE official information
・・・アイディアそのものも、これをネタにした記事タイトルもおもしろい。子供のころ、町に張られたプロレスの宣伝ポスターをパチってきて、教室の後ろに貼り付けたりしたなあ。


クリチコ兄弟同時期世界王者 by 日刊スポーツ
・・・アラフォー世代の活躍は励みになります。I編集長がご存命なら、ここからどんな物語を紡ぎ出してくれただろう?


産経新聞が石井慧の総合転向の特集記事を掲載  by NHBnews PRO
・・・相当な格オタが書いた記事でしょう。夢が広がる。この記事、もし石井サイドのプロモーションだとすれば、特集したのが産経新聞というのが興味深い。


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ラベル:格闘技全般
posted by おも格 at 22:36| Comment(8) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ZUFFAが破綻するのを待つしかないでしょう。
向こうの景気も悪いしバブル崩壊も考えられます。
その瞬間、日本の逆襲が始まるのです。
Posted by プライド命 at 2008年10月14日 00:28
来年に期待しようぜ
Posted by るー at 2008年10月14日 01:32
ニュースターが必要なのは僕も感じています
特に外国人スター

リング上でヒョードルやミルコやシウバの名前がコールされた時のあの盛り上がり・・・スタンドでのミルコのハイキック、シウバのヒザや、ショーグンが猪木アリ状態になった時のストンピングが出るか!?出るか!?みたいな緊張感・・・今の外国人選手にあるでしょうか?

一般層に興味を持ってもらうために、選手の魅力を引き出すために、特徴を上手く掴んだニックネームを付けたり、得意技をもっと面白く見せるなど、地上波で煽りVをもっと巧く使って欲しいですね

少しPRIDE的ですが、いいところは上手く取り入れてDREAMらしい魅力、戦極らしい魅力を出していって欲しいと思います
Posted by きっちょむ at 2008年10月14日 01:42
戦極とドリームが合体したら盛り上がりますよ。
課題は外人選手を確保できるかどうかでしょう。
Posted by みや at 2008年10月14日 09:34
確かに最強にこだわる必要ないですよね。
現時点では戦極、DREAMともに発展途上なのですから。
大事なのは今ではなくこれからなんですから、過去に縋ることなく進んでいってほしいものです。
ミルコやヒョードルにそこまでの価値はないと思いますしね。
Posted by K作 at 2008年10月14日 10:27
コメントありがとうございます。


プライド命さん
うーん、「待つとき」なんでしょうかね。崩壊を待つってのはどうも後ろ向きなカンジもしますが、それまでの間、もっと盛り上がる方策ってないもんでしょうか。


るーさん
来年は格闘技界も大きく動く予感がありますね。


きっちょむさん
それらの選手はキャラクターも濃いですよね。シウバは、自分のそういう役回りを十分に意識していたとか。それで強いのだからたまりません。煽りVなど試合以外でのプロモーションは、まだまだ改善の余地がありそうですよね。


みやさん
外国人選手の確保は、当分難しくなりそうな予感が。アリスターも、さっそくUFCがどうたら言われてますね。


K作さん
ほんと、そう思います。過去の良い部分は取り入れればいいですけど、新しいスターによって、新しい何かが生まれることを、僕も期待してます。
Posted by おも格 at 2008年10月14日 12:43
ヒョードルとミルコの絡みには期待してました。
ミルコ幻想は終わったからヒョードルも、もういいです(笑)
相手にもよりますが
Posted by 田無 at 2008年10月14日 23:50
田無さん
ヒョードルが出てくれるのは嬉しいですけど、出しとけばいいや、みたいなのはイヤですよねえ。
Posted by おも格 at 2008年10月15日 20:47
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