2008年10月22日

佐藤大輔総監督の Dynamite!!が見たい! ★ 大晦日&ニューイヤーイベントを盛り上げ隊!@

海の向こうも日本でも、プロ格についてネガティブなニュースが飛び交ってますね。後ろ向きな話題ばっかりなのは、しんどくないですか? おも格は、これから大晦日&ニューイヤーイベントに向けて、いかにすれば楽しい興行になるのか! を、不定期に綴っていきたいと思います。

な? マニアは上から目線で人や業界を語りたがる。あいたたた。

でも、気分を盛り上げるための楽しいシリーズにしたいと思ってますので、ときどきお付き合いくださいね。


★船頭がいっぱいなプロ格業界

巨大化したプロ格興行は、チームによる分担制度を取り入れたことで、おもしろ味が減っている。というか、船頭がたくさんいすぎて「興行の芯」=何を訴えたいのか、が見えてこない。

発足当初のDREAMは「PRIDEの再興」というイメージをアピールした。三顧の礼をもって迎え入れたはずの佐藤大輔氏が、DREAMの世界観を作っていく。そう期待していたPRIDEファンは多かったはず。しかし、実際は、主催者であるTBSやFEGの思惑との狭間で佐藤氏は苦労を重ね、機関誌やネットでFEGへの愚痴をこぼしたりしてる。一方、僕のように「PRIDEとK-1が合体した全く新しい興行」を楽しみにしていたファンにとっても、どっちつかずな現況について、ちょっと歯がゆいものがあるんだよね。

HERO'Sもそうだった。RING復活をテーマに掲げ、大「前田コール」に包まれてスタートしたこの興行は、すぐにRINGS色を引っ込めてしまう。責任者である谷川貞治氏へ海外の未知強選手のデータを渡したり、ルール面での改善を提案していたらしい前田SVは「スーパーバイザーって何なんだろうね」と淋しそうに雑誌でこぼしていたね。前田ファンも、そうでない人も、何をめざしているのか理解できないHERO'Sの姿に幻滅していた人は結構いたんじゃないかな。いや、そういう器なんかにはこだわらないファンが、HERO'Sには沢山いたことも知ってるけどさ。ただ、僕なんかにすれば、ちょっと淋しいものがありました。

新日本プロレスが、上井文彦氏と選手会の二人の船頭で揺れていたのも記憶に新しい。せっかくの好機が内部の不和によりポシャるというのは、見ていて辛かったよ。


★佐藤大輔総監督の Dynamite!!が見たい

「船頭多くして船山に登る」というが、テレビ番組であることを第一義としたプロ興行である以上は、ひとりの人間の手腕に依存してよってビジネスを成立させるのは、あまりにリスクが大きいのであろうか。しかし、規模は小さくとも確固たる世界観を持つプロレス・格闘技大会が成功をおさめているのを見るにつけ、僕は複雑な思いを抱かずにはいられない。

大晦日の Dynamite!!。佐藤大輔氏が魔裟斗の煽りVTRを作成するという。魔裟斗の出場について、僕は賛成ではない。しかし、佐藤氏が、K-1とMMAの融合体である Dynamite!!制作に関わるというのは嬉しいニュース。

K-1とMMAの交差が作り出す、新たな世界観の構築。これは、ついにHERO'Sが果たせなかったことであるが、一人の異才が仕切ることで成功するかもしれない。それが可能な人物は誰か? 現状では、佐藤氏のほかに、僕には思い浮かばない。彼が製作責任者をつとめる Dynamite!!を一度見てみたい。氏はPRIDE時代から格闘技に関わってきたプロフェッショナルであるから、全権委任によるリスクは意外に小さい気がするんだけどな。


(参考記事)
過去の大晦日を振り返る。そして今年は・・・ by K-1心中


★気になる記事

Dynamite!!開催決定とともに……HERO'Sも開催!! by かかとおとし
・・・星のマークもそのまんまですね。

・前田日明がパコージン氏を偲ぶ by GONKAKU by 格闘技通信
・・・RINGSを、日本と旧ソ連のプロ格闘技を作ってきた同志。前田さんの心境が綴られたページを読むのは辛い時間になるかも。でも、あの時代を知るファンならば読まなきゃいけない。そんな気がする。

【エリートXC倒産】ペトルゼリ舌禍でCBS撤退  by OMASUKI FIGHT
・・・格闘技が「投機」の対象になった今、メジャー団体ならどこでも起こりうることかも。そして、ダナ・ホワイト氏の何でもアリ発言は、まるで初期UFC。


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posted by おも格 at 16:22| Comment(10) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人生訓と養生訓

前エントリーのコメント欄にて、某選手や関係者の逮捕が確定的だとも受け取れる書き込みを散見。いくつか削除させていただいた。

これは、そもそも僕が悪い。「波及しないことを願ってやみません」という思わせぶりな書き方が悪かった。すみません。


さて、疑わしきは文字にても罰せず、というのは僕が生きている上で気をつけていることのひとつ。そう思うようになったのは、今をさかのぼることウン十年前。おも格が中学生だった時代の話。


お時間がある方は、まずこちらのブログ記事をご覧いただきたい。
チョー有名ブログなのでお読みになられた方もいらっしゃると思う。


伝説の武道家の動画を一挙にアップ by チャイニーズアキ姫の日記


こちらで紹介されている古武道の達人たちの神業の数々。受け止め方は、人により様々じゃないでしょうか。


中学生時代の僕は、空手と合気道を融合したような、よくわかんない武道の道場に通っていた。そこの先生は、授業料は一切取らないという変わり者。そのかわり、練習はおそろしくハードであった。

生意気盛りだった僕は、他の生徒の前でカッコつけたくて反発もした。すると先生は、指一本のみで僕の身体を突き、道場の反対側の壁まで跳ね飛ばした。今思えば、ある種の暗示にかかっていた可能性もある。しかし、古武道の神秘的な部分について頭ごなしに否定することは、今でも僕にはできない。

この道場へ通うようになったのには、訳がある。ある事件がキッカケだ。事件と言っても冤罪。
当時はそんな言葉があることも知らなかった。


恥ずかしい話だが、そのころの僕は、喧嘩のマネごとが好きで、学校を抜け出しては繁華街に入り浸るアホな子であった。中学三年生のとき。学校である事件が起こった。まっ先に疑われたのは僕。

生活指導の先生は、なかなか荒っぽい体育教師。ビンタのときにはゴツい腕時計を鼻っ柱にぶつけるのが得意技だ。そんな彼が、あの夜だけは手をあげなかった。ただ、じっと腕を組み、生意気中学生と押し問答を繰り返す。

  おれ、やってへん。

  お前しかおらんやろ。他に誰がやったというんや。

僕には真犯人の見当はついていた。でも、そいつは僕の仲間だったので、黙っていた。結果。そのまんま、気がついたらうやむやにされて、自主的に自宅待機という形に。

事実上の有罪判決を受け入れてしまったのは、僕がまだ中学生だったから。カッコつけて大人のマネっこをしても、やっぱり何の知恵もない子供だったからね。

ただ、家にはますます居づらくなった。うちは実質的な母子家庭。ああ、またか。どうせあんたはあの人の子や。母は毎日嘆くばかり。僕の話を信じてはくれなかったし、説明するのも面倒だった。

今なら、母のキモチがなんとなく想像できる。母は、僕を責めながら、心の中では自分自身を責めていたんだという気がする。だけど、当時は自分が世界の中心であったから、身内が無条件に信じてくれないという当たり前のことが、なかなか淋しく感じられもした。


そんな母と生活指導の先生が相談し、ツテを頼って僕を通わせたのが、件の町道場だ。こちらの先生は、「うちから逃げ出したら呪い殺す」と生徒を脅した。それでなくてもフシギな技で投げ飛ばされた生徒はみな、先生のコトバを信じ込んでいた。先生の超能力(?)が怖くて、僕らは仕方なく道場へ通った。

念力による暗殺を本気で恐れていたがゆえに、こちらの道場にはしばらくお世話になったのであるが、しかし、念力の持ち主であるはずの先生でさえも、中学生の心のずっと奥の方、、、あの事件をやったのは俺じゃない、という心の叫びは聞きとれなかったのかもしれない。


唯一、僕が心を開いた大人は、暴力も脅しも使わなかった。彼は、僕が中学二年のときの担任の先生。美術の教師だった。先生は、僕が中学三年に入ってから自宅謹慎となったとき、もう担任教師ではないにもかかわらず、学校が終わると毎日うちに通ってくれた。夏休みに入っても、一日も欠かさずに。そして、「僕はお前を信じてるぞ。お前は誰かを庇ってるんじゃないのか」と、涙が出そうな優しいコトバをかけてくれた。

この夏休みの連続家庭訪問にヤラれた。先生の熱意がなければ、いまごろ僕はどこで何をしていたことやら。


人を信じることの大切さ。信じてもらえることの嬉しさ。「よっぽどの確信がない限りは、人を悪者扱いしてはいけないんだよ」という、当たり前だけどとても大事なことを、僕はこの先生から教わった。以来、貴重な人生訓のひとつとして、先生の教えを守っている。


今回のマリファナ事件について。「怪しい」というのを理由に誰かを「黒」と決めつけたり、それと匂わせて語るのは、僕は得意ではない。他の事件でも同じ。テレビのワイドショー的な意見を見聞きすると、ウン十年前の出来事を思い出して胸が痛むのだ。だから、1パーセントでも「白」の可能性があるなら、僕は「白」として接していきたい。その結果、裏切られることになったって、ちっとも構わない。


そんなわけで、おも格においては、印象のみでもって誰かを断罪したり、特定の個人・団体に悪いイメージを植えつけるようなマネだけはしないでおこうと最初から決めていた。


先ほど一部のコメントを削除させていただいたのは、このような理由によるものです。

中には、選手関係者を誹謗する意識もなく、純粋に「格闘技界の未来」を憂い、「マット界の浄化」を願うが故のコメントを残された方がいらっしゃったかもしれませんが、なにとぞご容赦いただきますよう、あらためてお願い申し上げる次第です。


・・・ちなみに、美術の先生は、定年後は個人で絵画教室を運営されていて、今でもときどきお話をさせていただいてます。先生は、孫のように若い女のお弟子さんをつれて、フランスと日本とを行ったり来たり。そのためなのか、いつもギンギンにお元気です。前述した「人生訓」はともかく、こちらの「養生訓」については、見習うべきであるかどうか、迷うところではあります。いやはや。

長話にお付き合いいただき、ありがとうございました。


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ラベル:おも格のこと
posted by おも格 at 03:03| 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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